お直しの種類

「金直し」や「銀直し」の他、様々なお直しに対応しております。
器の素材や雰囲気、ご予算など、お客様のご要望に合わせたご提案も可能ですので、お気軽にご相談ください。
なお、ご依頼の前に「ご依頼に関して」のページも合わせてご確認いただきますようお願いいたします。

  • 金丸粉

    金丸粉

    金粉を磨くことで生まれる、立体的で深みのある輝きが特徴です。
    古陶磁や茶道具との相性も良く、器に古格や風格を与えてくれます。
    耐久性にも優れており、使い込むほどに金本来の明るく鮮やかな輝きがより一層増していきます。
    時を重ねながら表情を育てていけることは、丸粉仕上げならではの魅力です。

  • 金平極粉

    金平極粉

    丸粉のような強い光沢はなく、明るく軽やかな金色が特徴です。
    繊細な磁器や現代的な器にもよく馴染みます。
    金の華やかさは残しつつ、修繕部分が主張しすぎない控えめな仕上がりになります。

  • 銀丸粉

    銀丸粉

    主張が穏やかで、金色では華やかすぎる場合や、修繕面が広い場合でも器にしっくりと馴染みます。
    また、銀は年月とともに少しずつ色味を深めていくのが特徴です。
    やがて落ち着いた燻銀へと変化し、器とともに味わいを重ねていくのも銀直しの醍醐味です。

  • 金消粉

    金消粉

    金箔を粉状にした「消粉」を用いた仕上げです。
    平極粉よりもさらに光沢を抑えた、やわらかく明るい金色が特徴で、軽やかな印象に仕上がります。
    摩擦に対する強度は高くないため、観賞用や使用頻度の少ない器に適しています。

  • 燻銀

    燻銀

    古い器や侘びた風情を持つ器によく馴染み、時を重ねたような趣を与えます。
    自然に経年変化した銀に比べるとやや均一でマットな表情となりますが、修繕部分を目立たせすぎず、器全体の景色に溶け込ませたい場合におすすめです。

  • 漆のみ(黒・弁柄)

    漆のみ(黒・弁柄)

    金属粉を用いず、漆のみで仕上げる技法です。
    黒漆は艶やかで引き締まった印象を与え、器全体の輪郭をきりりと際立たせます。
    弁柄漆は鉄分を含む顔料を混ぜた赤みのある漆で、土ものや古い器とも相性が良く、自然に馴染みます。

  • 錫粉

    錫粉

    白みを帯びた柔らかな銀色と、素朴で親しみやすい表情が特徴です。
    銀とは違い、経年による色の変化はありません。
    華やかさよりも、実用性や気軽さを優先したい場合におすすめです。

  • 共直し

    共直し

    元の器の色調に合わせて色漆を調合し、修繕跡をできる限り目立たなく仕上げる技法です。
    器が持っていた本来の姿を復元する修繕を目的としています。

  • 梨地仕上げ

    梨地仕上げ

    梨地(なしじ)は、本来蒔絵に用いられる伝統的な加飾技法のひとつです。
    漆の中に金属粉を蒔き込み、その上から漆を重ねることで、奥行きのあるきらめきを生み出します。
    年月とともに漆の透明度が増し、より明るく華やかになっていくのも魅力の一つです。

  • 鎹直し

    鎹直し

    ヒビや割れた器の断片を金属製の鎹(かすがい)で留め合わせる中国の伝統的な修繕技法です。
    金継ぎとは異なる力強さと存在感があり、鎹そのものが器の個性となります。
    ※鎹直しは技法の特性上、直接お会いしてお預かりできる方、または過去にご依頼いただいたことのあるお客様に限らせていただいております。